室内・留守番
多頭飼いの室内スペースの分け方|ケージ・食事・休む場所を分ける理由
多頭飼いのトラブルの多くは、犬の相性そのものより「場所を共有していること」が原因です。同じケージ、同じ食事スペースでは、落ち着けない・横取りされる・不要な緊張が生まれます。ここでは、ケージと食事の場所を分ける理由と、慣れていない犬同士の距離の詰め方をまとめます。
なぜケージを分けるのか
多頭飼いでは、1頭につきケージを1つ用意するのが基本です。ペットニュースストレージ(ペット&ファミリー損保/獣医師監修) 慣れていない犬同士を同じケージに入れると、自分のテリトリーに入られたと感じて威嚇や攻撃につながることがあります。ペットニュースストレージ(ペット&ファミリー損保/獣医師監修)
ケージは、犬が歩き回れる程度の十分な広さを確保します。窮屈な環境は問題行動につながりやすいためです。ペットニュースストレージ(ペット&ファミリー損保/獣医師監修) ケージの中にトイレも置く場合は、寝床とトイレの距離を確保できる、ひとまわり広いサイズを選びます。ペットニュースストレージ(ペット&ファミリー損保/獣医師監修) ケージそのものへの慣らし方は犬をケージ・クレートに慣らす基本手順にまとめています。
ケージの置き方は「離す→少しずつ近づける」
兄弟姉妹でない犬同士の場合、最初はケージを離して置きます。ペットニュースストレージ(ペット&ファミリー損保/獣医師監修) 近すぎると、見慣れない相手に緊張したり威嚇したりすることがあるためです。時間を決めて顔を合わせる機会をつくりながら、徐々に慣れてきたらケージを近づけていきます。ペットニュースストレージ(ペット&ファミリー損保/獣医師監修)
進み方に決まったペースはありません。距離を縮めたときに緊張した様子が続くなら、無理に近づけず、その距離のまま様子を見てください。
食事は「1頭に1皿・別スペース」が基本
同じ場所で食事をすると、他の犬の分を横取りしたり、盗み食いをしたりすることがあります。ペットニュースストレージ(ペット&ファミリー損保/獣医師監修) 各犬がそれぞれのケージの中で食事をする習慣にすると、お互いの食事を横取りされることがなくなり、落ち着いて食べられます。ペットニュースストレージ(ペット&ファミリー損保/獣医師監修)
食事の場所を分けることは、量の管理にもつながります。誰がどれだけ食べたかが分かりにくくなると、食べ過ぎている犬と足りていない犬に気づきにくくなります。1頭ずつ器を分けておけば、体調や食欲の変化にも気づきやすくなります。
留守番中も、ケージ内で過ごす時間が長いなら
留守番などでケージの中で過ごす時間が長い犬は、トイレを設置できるスペースも確保しておくと安心です。ペットニュースストレージ(ペット&ファミリー損保/獣医師監修) 留守番全体の時間の目安や環境づくりは犬の留守番の時間と慣らし方にまとめています。
場所を分けるだけでなく、1頭ずつの時間も
スペースを分けることは、犬同士の距離を保つためだけではありません。それぞれのケージ・食器・くつろげる場所を用意することは、1頭1頭を対等に扱うことにもつながります。散歩や遊びの時間も、できるだけ1頭ずつ向き合う時間をつくると、犬同士の関係も落ち着きやすくなります。
まとめ
多頭飼いの基本は、ケージ・食事の場所を1頭ずつ分けることです。慣れていない犬同士は、ケージを離して置くところから始め、様子を見ながら少しずつ距離を縮めます。食事を別々にするのは、横取りを防ぐだけでなく、それぞれの食欲や体調の変化に気づきやすくするためでもあります。相性の見極めや新しい犬との対面のさせ方に不安がある場合は、無理に自己判断せず、動物病院やドッグトレーナーに相談してください。