散歩
犬の散歩の時間・距離の目安|犬種・年齢別に整理
犬の散歩時間を調べると、「小型犬は20〜30分」というサイトもあれば、「15分を1日2回」というサイトもあります。数字が揺れて見えるのは、犬種・体格・体力の個体差が大きいからです。この記事では、目安として出ている数字を犬種・年齢別に整理し、うちの犬に足りているかをどう見分けるかをまとめます。
犬種・体格別の目安
成犬の散歩時間について、アニコム損保の獣医師監修記事では「大型犬1回30分を1日2回、中型犬1回20分を1日2回、小型犬1回15分を1日2回」という目安が示されています。アニコム損害保険(監修:獣医師 長根あかり) 一方、馬場動物病院の解説では「小型犬20〜30分、中型犬30分、大型犬60分」を1回あたりの目安としています。馬場動物病院
数字にはこのくらいの幅があります。共通しているのは、体が大きいほど長め、同じ犬種でも体力がある個体は長めという考え方です。距離でみると、小型犬で1日2〜4km、中・大型犬で1日4〜8km程度が目安として挙げられています。馬場動物病院
子犬は「短時間から」がいちばんの理由
子犬は骨や関節がまだ成長段階にあり、長時間・長距離の運動は体への負担になります。馬場動物病院 最初は5分程度の短い時間から始め、成長と一緒に少しずつ延ばしていくのが基本です。ワクチン接種のスケジュールや散歩デビューの時期そのものは、子犬の散歩はいつからにまとめています。
急に長い距離を歩かせたり、まだ体力のない時期に激しい運動をさせたりすると、足腰への負担につながることがあります。焦らず、子犬の様子を見ながら伸ばしていくくらいでちょうどいいです。
シニア犬は「時間」より「頻度と様子」
年齢を重ねると体力が落ちてくるため、若い頃と同じ長さの散歩は負担になることがあります。1回の時間を10分程度に短くし、そのぶん回数を保つ、というのが多くの獣医師監修記事に共通する考え方です。アニコム損害保険(監修:獣医師 長根あかり)
散歩を嫌がるようになった、途中で座り込む、以前より明らかに歩くペースが落ちた、といった変化があるときは、加齢だけでなく関節や心臓、呼吸器の不調が隠れていることもあります。気になる変化が続くなら、自己判断で散歩量を調整し続けるのではなく、一度動物病院で相談してください。
足りているか・多すぎるかの見分け方
数字はあくまで目安で、同じ犬種でも個体差があります。時間や距離を決め打ちするより、次のサインを見るほうが実際の犬には合います。
- 散歩から帰ってもすぐ元気に動き回る → まだ余力がある可能性
- 帰宅後、長時間ぐったりして動かない → その日の量が多すぎたかもしれない
- 足を引きずる、片方の脚をかばう → 量の問題ではなく、痛みや怪我のサイン。散歩を休ませて様子を見る
- 息が異常に荒い、なかなか収まらない → 運動量か気温が合っていない可能性。夏の暑さ対策も確認する
毎日の様子を見ていると、「今日はこのくらいがちょうどいい」という感覚がつかめてきます。目安の数字は、その感覚をつかむまでの出発点として使うのがちょうどいい距離感です。天候によって量を減らす・時間帯をずらすといった調整も必要になります。雨の日の散歩の判断基準もあわせて確認しておくと、天候に応じた調整がしやすくなります。
引っ張られる・歩きたがらないときは、量の前に別の原因を
散歩の時間や距離を見直す前に、そもそも引っ張られて歩きにくい、途中で立ち止まって動かなくなる、という悩みがあるなら、量ではなく歩き方そのものに原因があることが多いです。詳しい直し方は犬が散歩で引っ張る・立ち止まるにまとめています。
まとめ
犬種別の目安は、小型犬20〜30分・中型犬30分前後・大型犬30〜60分を1日2回、というあたりが複数の獣医師監修記事に共通する範囲です。子犬は短時間から、シニア犬は時間を短くして回数を保つ。そのうえで、数字より帰宅後の様子や歩き方の変化を見て、その犬に合った量を見つけていくのがいちばん確実です。