抜け毛・掃除
カーペットについた犬の毛を取る方法|繊維を傷めない順番
掃除機を何往復させても、カーペットの毛だけが残る。手で払うと少し取れて、でもまた奥から出てくる。犬と暮らしていれば、たいてい経験する場面です。
カーペットの毛が取れないのには理由があります。そして、やる順番を決めるとかなり楽になります。ここでは、家にあるもので試せる方法を中心に、繊維を傷めない取り方をまとめます。
なぜカーペットの毛は掃除機で取れないのか
犬の毛は細くて軽く、カーペットの繊維のあいだに入り込みます。そこに静電気が加わって、繊維に張りついた状態になります。掃除機の吸い込みは表面に乗っているゴミには効きますが、繊維に編み込まれたようになった毛は持ち上げられません。
いきなり吸っても取れないのは、こういう理由です。先に毛を繊維から浮かせて、表面に集めてから吸う。この順番が基本になります。
順番は「浮かせる → 集める → 吸う」
1. 表面のゆるい毛を先に取る
まだ繊維に食い込んでいない、上に乗っているだけの毛を、粘着ローラーかブラシでざっと取ります。表面がきれいになると、次の作業で奥の毛が見えやすくなります。
2. ゴム手袋かラバーブラシで、一方向に
ゴム手袋を片手にはめて、カーペットの表面を一方向になでます。ゴムの摩擦で、奥に入った毛が浮いて、手前に寄ってきます。往復させず、同じ向きに動かすのがコツです。
強くこすらないでください。びっくりカーペットの解説では、摩擦をかけすぎると繊維が抜けたり、毛並みに変な癖が残るとされています。やさしく、何回かに分けて動かします。
ラバーブラシ(ゴム製のブラシ)でも同じことができます。手が疲れにくいので、範囲が広いときはブラシのほうが楽です。
3. 寄せた毛を取ってから、その場所だけ掃除機
集まった毛は、手でつまむか、粘着ローラーで回収します。仕上げに掃除機をかけるなら、毛足を起こす向きにゆっくり動かします。ゴシゴシと速く動かすと、かえって毛が奥に入ります。
ダスキンのカーペット掃除の解説でも、ブラシを一方向にかけてから同じ向きに掃除機、最後に粘着ローラーで仕上げる、という順番が案内されています。
家にあるもので試せる方法
道具を買い足さなくても、これで足りることが多いです。
- ゴム手袋:100円ショップのもので十分です。薄手の使い捨てより、食器洗い用の厚手のほうが摩擦が効きます。
- ラップの芯+輪ゴム:芯に輪ゴムを何本か巻いて、カーペットの上をゆっくり転がすと、輪ゴムに毛が絡みます。専用の道具がないときの間に合わせに向きます。
- 霧吹きで軽く湿らせる:表面がほんのり湿る程度に水をかけ、ブラシで整えると毛が浮きやすくなります。びしょ濡れにはしないこと。乾きにくく、においやカビの原因になります。
どの方法も、「一方向」「やさしく」は共通です。
カーペットを傷めるので避けたいこと
- ガムテープや布テープでペタペタ取る:よく取れて見えますが、粘着剤がカーペットに残ってベタつき、繊維を引き抜くことがあります。粘着で取るなら、粘着が弱めの専用ローラーにとどめます。
- 力任せにこする:毛は取れても、パイルがつぶれたり抜けたりします。
- 回転ブラシ(パワーヘッド)をいきなり全開で使う:カーペットの種類によっては傷みます。使えるかどうかは、カーペットの洗濯表示や取扱説明で確認してください。
毎回大変なら、敷き方を変える
毛足の長いラグほど、毛は奥に入り込みます。買い替えるタイミングがあれば、洗えるタイプや、パイルが短めのものにすると掃除がずっと軽くなります。
犬がよくいる場所に、洗えるマットを1枚重ねておくのも手です。毛が集まる場所を限定できるので、そのマットだけ洗えば済みます。
カーペットに入り込む毛は、抜ける段階で減らせます。ブラッシングを習慣にするだけでも違いが出ます。やり方は犬の抜け毛掃除の基本で触れています。
結局、いちばん早いのは
ゴム手袋を片手にはめて、一方向になでる。これがいちばん早く、お金もかかりません。毛を寄せて取ってから、仕上げに掃除機をかければ十分です。粘着で取りたい場合も、ガムテープではなく粘着の弱い専用ローラーにとどめると、繊維を傷めずにすみます。
この記事で紹介した道具
アズマ工業 おそうじブラシ かきとーる(BA733)
低価格帯合成ゴム製のブラシで、カーペット・布ソファ・車のシートなど繊維に絡んだ毛をかき出す掃除用品。粘着ローラーでは取れない奥の毛に向く。
- 向いている人
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- カーペットや布ソファ、車のシートなど、繊維に絡んだ抜け毛を粘着ローラーで取りきれない人
- 掃除機の前段階で、乾いた毛をまとめて集めたい人
- 向かない人
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- 革・合皮のソファや床など、繊維に絡む毛がない場所(乾いた布やゴム製ワイパーで十分)
- 毛が少量で、粘着ローラーだけで足りている場合
- 用途
- カーペット・布ソファ・車のシートに絡んだ抜け毛を、掃除機の前にかき出して集める
- 主要仕様
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- サイズ: 本体 約4×7×29cm(ブラシ幅約13cm)
- 重量: 約120g
- 材質: ブラシ部:合成ゴム/グリップ:ポリプロピレン
- 対応する場所(メーカー表示): カーペット・じゅうたん・布製のソファー・車のシートなど
- 注意点
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- 一方向になでるように使う(往復させると毛が舞いやすい)
- 革・合皮には使わない(表面を傷める可能性があるため、乾いた布かゴム製ワイパーを使う)
- 集めた毛はそのつど取り除く(→ カーペットについた犬の毛を取る方法)
- 代替手段
- ゴム手袋でも同様の効果は得られる。面積が広い、または頻度が高いなら専用ブラシのほうが手が疲れにくい。